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桜の写真を追加した。「泰山府君」という品種。
山桜と唐実桜との交配種だということで、山桜の形質が顕われているのか、花が咲くときには葉も同時に開く。しかし、ふつうの山桜や唐実桜は花が一重なのに、泰山府君は八重で、数十枚の花弁が丸く開く。樹形は縦に伸び、横にはあまり広がらない。花が咲いているようすは兼六園菊桜にすこし似ている。
この桜は、世阿弥作と伝わるの謠曲「泰山府君」に因んだ命名とされている。江戸時代にはすでに栽培されていたようで、江戸の大名屋敷などの桜を収集していた駒込の植木屋高木孫右衛門の桜数十種類を植えた荒川堤のなかにあったものである。昔、桜町中納言が桜の花の命が短いことを嘆くと中国の泰山の神泰山府君がそれを聞き、花の寿命を延ばしてくれたという話が元になっている。命名当時の桜と今の桜が同じものであるかどうかははっきりしないらしい。しかし、このような由来をもつ桜を今に伝えてきた大名屋敷や植木屋など、日本にはいたるところに志のある人が住んでいることが感じられる。これが文化というものなのだろう。
写真は、メニューから、花の写真>桜で。
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by 大谷 ¦ 10:29, Tuesday, Jan 25, 2022 ¦ 固定リンク
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